派遣社員でも時短勤務できる?条件や注意点、仕事の探し方を紹介

派遣社員でも時短勤務できる?条件や注意点、仕事の探し方を紹介

「派遣でも、時短勤務できるの?」
「子育てしながら、派遣でも働き続けられる?」

結論、派遣社員であっても、条件を満たすことで時短勤務をすることは可能です。

派遣社員でも、育児や介護など、家庭と仕事を両立させて働きたいですよね。

しかし、家庭と仕事を両立させるために「時短勤務で働くこと」は、もしかしたら表面的な解決策かもしれません。

本記事では、派遣社員が時短勤務するメリットやデメリット、時短勤務できる会社の探し方だけでなく、本質的な解決策もご紹介。

一般的に子どもが小学校に上がったら、時短勤務は難しくなります。家庭と仕事を両立したい場合の、長期的なキャリアプランについても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

派遣でも時短勤務で働く「時短派遣」とは

派遣社員でも時短勤務できる会社の探し方と注意点

「時短派遣」とは、派遣社員として働く際に、フルタイム勤務ではなく、勤務時間を短縮して働く働き方のことです。

一般的に、1日の所定労働時間が6時間〜7時間程度の勤務を指します。子育てや介護、自身のスキルアップのための学習など、様々な理由でフルタイム勤務が難しい方にとって、仕事とプライベートの両立を図るための有効な手段となっています。

派遣の働き方である「契約期間が決まっている」という特徴と、時短勤務の特徴を組み合わせることで、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に働くことができます。

「時短派遣」とフルタイム派遣の違い

「時短派遣」とフルタイム派遣の最も大きな違いは、1日の労働時間とそれに伴う給与です。

時短派遣フルタイム派遣
1日の労働時間1日6~7時間程度1日8時間程度
給与労働時間に比例するため、フルタイム派遣より低額労働時間に比例するため、時短派遣より高額
社会保険健康保険・厚生年金保険:週30時間に満たない場合は加入できない場合あり健康保険・厚生年金保険:週30時間以上で加入義務あり
業務内容・責任範囲補助的な業務を担当する場合もあるが、企業や職種によるチームの中核メンバーとして活躍する機会が多い

フルタイム派遣社員は、チームの中核として活躍する機会が多く、責任ある仕事を任される傾向があります。

一方で、時短派遣の社員は業務時間の制約があるため、サポート業務や調整業務などを担当する場合が多いと言えます。

しかし、企業や職種によっては、時短派遣社員でも専門スキルを活かして重要な役割を担うことも可能です。

キャリアアップを目指している方は、時短勤務であってもスキルアップできる仕事を選ぶことが大切です。

時短勤務が適用される条件

時短勤務は、育児・介護休業法という法律で定められた制度です。そのため、企業は一定の条件を満たす労働者からの申し出があった場合、時短勤務を認めなければなりません。

多くの企業では、法律で定められた制度に基づき、子育てや介護を理由とする場合に時短勤務制度を設けています。

制度名主な適用条件
育児短時間勤務3歳未満の子どもを養育している1日の所定労働時間が6時間以下でない日々雇用される者でない週の所定労働日数が2日以下でない
介護短時間勤務要介護状態にある家族を介護している日々雇用される者でない週の所定労働日数が2日以下でない

育児を理由とする「短時間勤務」では、原則として、子どもが3歳になるまでは時短勤務が認められています。しかし、小学校に入学するまで(6歳になって最初に迎える3月31日まで)を対象とするよう、企業は努力義務が課されています。

ただし、努力義務には法的拘束力はありません。子どもが3歳を過ぎても時短勤務をしたい場合は、あらかじめ伝えておくようにしましょう。

なぜ派遣で時短勤務を選ぶ人が増えているのか?

派遣社員で時短勤務が向いている職種

近年、働き方の多様性が重視されるようになり、派遣社員として時短勤務を選択する人が増加傾向にあります。背景には、次のようなものが挙げられます。

  • 家庭と仕事を両立させるニーズの高まり
  • 柔軟な働き方への意識の変化

時短派遣を選ぶ人が増えている要因について、詳しく解説します。

家庭と仕事を両立させるニーズの高まり

社会における女性の活躍が進み、多くの夫婦が共働きとなる中で、仕事と家庭の両立は、性別を問わず多くの方にとって切実な課題となっています。

特に、育児や介護といった家庭の事情を抱える場合、フルタイム勤務を継続することが困難なケースも少なくありません。

時短派遣は、1日の労働時間を短縮できるため、子どもの送り迎えや、介護が必要な家族のために使える時間を確保しやすくなります。

夕飯の支度を始める時間までには帰宅できたり、少しだけ趣味の時間を設けたりと、心にゆとりが生まれるのが時短派遣の魅力と言えるでしょう。

また、男性の育児参加への意識が高まっていることも、時短勤務のニーズを高める要因の一つです。育児休業を取得する男性が増加傾向にあるとはいえ、依然として育児の負担が女性に偏りがちな現状も否めません。

時短派遣という働き方は、女性だけでなく、男性も育児や家事に参加しながらキャリアを継続していくことを可能にする選択肢として、注目されています。

性別にかかわらず、仕事と家庭生活の調和を求める人が増えるにつれて、時短派遣の需要は今後ますます拡大していくでしょう。

柔軟な働き方への意識の変化

働き方に対する意識が変化し、従来の「フルタイム勤務が当たり前」という考え方から、「ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方」を求める人が増えています。

かつて一般的だった終身雇用という働き方は変化し、個人のキャリア形成が重視される現代になりました。ワークライフバランスを重視する人が増えている状況は、多くの方が実感されているのではないでしょうか。

時短派遣で働く場合、勤務時間・日数が調整しやすくなるため、仕事と家庭の両立が実現できます。

例えば、退勤時間を子どもの送り迎えの時間に合わせたり、子どもの体調に合わせて勤務日数を調整したりなど、個人の都合に合わせた柔軟な働き方が可能です。

さらに、国が働き方改革を進めたことも後押しとなり、多くの企業が「リモートワーク」や「フレックスタイム制度」といった柔軟な勤務制度を取り入れ始めました。

時短派遣もこのような社会の変化に乗り、長時間勤務という働き方にとらわれず「短い時間で、自分の生活も大切にしながら働きたい」というニーズに応える働き方として注目されています。

派遣社員でも時短勤務で働く方法

派遣社員が時短勤務で働きたい場合、具体的には下記のような方法があります。

  • 短時間勤務制度を活用する
  • 勤務時間の短い仕事を希望する
  • 「時短派遣」に理解のある企業に転職する

理想のワークライフバランスを実現するためには、時短勤務できる環境を整えることが大切です。それぞれ詳しく解説します。

短時間勤務制度を活用する

派遣社員が時短勤務を実現するための最も確実な方法の一つが、育児・介護休業法に定められている「短時間勤務制度」を活用することです。

前述の通り、育児・介護休業法では、育児短時間勤務と介護短時間勤務の2種類の制度が定められており、一定の条件を満たす派遣社員は、これらの制度を利用する権利があります。

制度名対象者働き方の例
育児短時間勤務3歳未満の子どもを養育している10時~16時勤務に変更
介護短時間勤務要介護状態にある家族を介護している労働時間を短縮して週4日勤務にする

これらの制度を利用するためには、まず派遣会社に制度利用の意思を伝えましょう。その後、派遣会社が派遣社員と派遣先企業の間に入り、制度をスムーズに利用できるよう調整します。

制度利用の手続きでは、派遣会社から必要書類の提出を求められる場合があります。派遣会社からの案内に従って、手続きを進めてください。

また、制度の利用にあたっては、就業規則や派遣契約の内容を事前に確認しておくことが重要です。派遣会社に相談することで、制度利用に関する疑問や不安を解消し、スムーズに時短勤務を開始できるでしょう。

勤務時間の短い仕事を希望する

短時間勤務制度の利用以外にも、派遣の仕事を探す段階で、最初から勤務時間の短い仕事を選ぶという方法も有効です。

派遣会社には、フルタイムの仕事だけでなく、時短勤務や短時間勤務の仕事も多数あります。求人情報を探す際には「時短OK」「短時間勤務可」といったキーワードで検索したり、派遣会社の担当者に「時短勤務を希望している」と明確に伝えることが重要です。

ただし、時短勤務の仕事は、フルタイムの仕事に比べて求人数が少ない傾向にあることも事実です。

希望条件を広げたり、複数の派遣会社に登録したりするなど、仕事探しの工夫をすることが大切です。より多くの選択肢の中から、希望に合った時短勤務の仕事を見つけることができる可能性が高まります。

また、未経験OKの仕事や、事務、軽作業など、比較的時短勤務の求人が多い職種に着目してみるのもおすすめです。

「時短派遣」に理解のある企業に転職する

もし、派遣という働き方にこだわらないのであれば、いっそのこと「時短勤務制度が整っている企業への転職」を選択肢として考えてみるのはいかがでしょうか。

近年、多様な働き方を推進する企業が増加しており、時短勤務やリモートワークといった柔軟な働き方を積極的に導入する企業が増えています。

企業のWebサイトや求人情報などを確認すれば、時短勤務に関する情報や制度の詳細、福利厚生などを確認できます。

あるいは、転職エージェントの活用もおすすめです。希望やスキルにマッチした企業を紹介してくれるだけでなく、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策など、転職活動全般を手厚くサポートしてもらえます。

安定した雇用と充実した福利厚生。ワークライフバランスに対して理解がある企業への転職は、長期的なキャリア形成を実現するための、非常に有効な選択肢となるでしょう。

派遣社員が時短勤務で働くメリット

「派遣社員として働く」そのものにも様々なメリットがありますが、時短勤務という働き方を選ぶことでメリットはさらに大きく、そして多様になります。

  • 時間的な余裕ができる
  • スキルや経験を活かせる
  • ライフスタイルに合わせた働き方ができる

派遣社員が時短勤務で働くことで得られる、3つの大きなメリットについて解説します。

時間的な余裕ができる

そもそも派遣社員は、正社員と比べると、時間に融通が利く働き方です。

実際、株式会社マイナビが行った調査によると「派遣社員を今後も継続したい」と考えている人の61.2%が「時間的なゆとりがある」ことを理由に挙げています。

株式会社マイナビが行った調査
引用元:株式会社マイナビ

派遣の仕事は契約期間や勤務時間が、比較的明確に定められている場合が多く、残業が少ない傾向にあります。

そのような派遣の働き方に、さらに「時短勤務」という選択肢を加えることで、より一層、時間的なゆとりを大きく広げられるでしょう。

スキルや経験を活かせる

「時短勤務」と聞くと、どうしても「簡単な仕事」や「未経験者向け」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、それは大きな誤解であり、時短派遣は決してキャリアを諦める働き方ではありません。

むしろ、これまで培ってきたスキルや経験を最大限に活かしながら、ワークライフバランスを実現するための選択肢とも言えます。

派遣の仕事は、多種多様な業界や職種に存在しています。専門スキルや高度な経験を求められる仕事も多く、時短派遣の求人の中にも、即戦力となる人材を求める企業からの依頼が数多くあります。

例えば、事務、経理、人事といったオフィスワークの分野はもちろん、IT、クリエイティブ、医療、教育といった専門分野でも、時短勤務で活躍できる仕事があります。

これまでフルタイムでバリバリ働いてきた経験や、専門スキルを持っている方であれば、時短勤務でも十分にその能力を発揮し、企業に貢献することが可能です。

ライフスタイルに合わせた働き方ができる

時短勤務の魅力は、個々のライフスタイルやニーズに合わせて柔軟な働き方ができる点です。

例えば、子育て中であれば、子どもの送り迎えの時間を確保しやすくなります。また、介護を必要とする家族がいる場合、介護サービスの手配や付き添いなどに時間を充てることが可能です。

フルタイム勤務では時間的な余裕がなく、諦めていた趣味や習い事に挑戦することも、時短勤務であれば実現できるかもしれません。仕事以外の時間を有効活用することで、心身ともにリフレッシュでき、より充実した生活を送ることができるでしょう。

時短勤務の働き方を選択肢に入れることで、仕事に対するモチベーションを維持しやすくなるというメリットもあります。時間に追われることなく、余裕を持って仕事に取り組むことで、質の高いパフォーマンスを発揮できるかもしれません。

派遣社員が時短勤務で働くデメリット

派遣社員として時短勤務を選択する際には、メリットだけでなく、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。

  • 収入が減る可能性がある
  • キャリアアップが難しい
  • 周囲の理解を得るのが難しい

事前に知っておくべき点を把握しておきましょう。

収入が減る可能性がある

時短勤務を選択すると、労働時間が短くなるため、収入が減少する可能性は十分にあります。時給制で働く派遣社員の場合、勤務時間が短縮される分、給与も比例して減額されるのが一般的です。

例えば、時給1,250円で月160時間勤務(月収20万円)だった人が、時短勤務で月120時間労働になった場合、月収は15万円に減少します。

労働時間が短縮されると、収入も比例して減少することを理解しておく必要があります。生活費や貯蓄の計画を立てる際には、収入減を考慮した上で、無理のない範囲で働く時間を決めることが重要です。

事前に派遣会社に確認し、希望する労働時間と収入のバランスを考慮しながら、最適な働き方を見つけましょう。

また、副業を検討することも、収入減を補う有効な手段の一つです。

キャリアアップが難しい

時短勤務を選択すると、フルタイム勤務と比較して、キャリアアップの機会が限られてしまう可能性は否定できません。

企業によっては、責任のあるポジションや重要なプロジェクトへの参加が、フルタイム勤務の社員に優先される傾向があるからです。

時短勤務の場合、勤務時間が限られているため、フルタイム勤務者と比較して、業務経験を積む機会が少なくなる可能性があります。 

そのため、新しいスキルを習得したり、より専門的な知識を身につけたりする上で、不利になることも考えられます。

派遣会社や派遣先企業と積極的にコミュニケーションを取り、スキルアップの機会を設けてもらうように交渉してみましょう。

また、オンライン学習やセミナーなどを活用し、自己啓発に励むことも重要です。

周囲の理解を得るのが難しい

時短勤務を選択する上で、周囲の理解を得ることは重要です。しかし、現実には、同僚や上司から十分な理解を得られず、孤立感を味わったり、肩身の狭い思いをしたりするケースも少なくありません。

厚生労働省が発表した調査によると、育児のための短時間勤務制度について、正社員・職員以外では「利用者はいない」が71.7%を占めています。このデータからも、時短勤務制度が十分に活用されていない現状が伺えます。

厚生労働省が発表した調査
引用元:厚生労働省

周囲の理解を得るためには、日頃から同僚や上司とのコミュニケーションを密にし、時短勤務の理由や働き方について丁寧に説明することが大切です。

また、与えられた仕事を責任を持ってこなし、周囲に迷惑をかけないように心がけることも重要です。

さらに、時短勤務であっても、積極的に会議に参加したり、情報共有を行ったりするなど、チームの一員として貢献する姿勢を示すことも効果的です。

派遣社員で時短勤務が向いている職種

職種によって働きやすさは大きく異なりますが、派遣社員として時短勤務を選択する際には、オフィスワークや事務などの職種が向いています。

株式会社マイナビが行った調査によると、オフィスワーク・事務の職種では「1日の勤務時間が6時間未満」の人が10.3%と、他の職種よりも多いことがわかりました。

株式会社マイナビが行った調査
引用元:株式会社マイナビ

オフィスワーク・事務の仕事内容が比較的定型化されており、業務の切り分けや引き継ぎがしやすいことが理由として考えられます。

一方で、テレオペ・テレマーケティングの職種では、6時間未満の勤務を選択している人が3.4%と低いことが分かります。

テレオペ・テレマーケティングの仕事は、顧客対応や電話応対など、時間やタイミングが重要な業務が多いのが特徴です。派遣社員で時短勤務する場合には、向いていないかもしれません。

また、一般社団法人 日本人材派遣協会が行った調査でも、派遣社員として働く人の主な業務のトップは「OA事務」で32.2%を占めています。

一般社団法人 日本人材派遣協会が行った調査
引用元:一般社団法人 日本人材派遣協会

OA事務の仕事内容は、パソコンを使ったデータ入力、書類作成、電話応対などです。OA事務の仕事は、派遣社員の求人数自体が多いため、時短勤務の求人も比較的見つけやすい傾向にあります。

そのため、個人のスキルや経験に応じて業務量を調整しやすく、時短勤務でも効率的に業務をこなせると考えられます。

しかし、時短勤務をする際には、職種だけでなく、企業文化や上司の理解度も重要です。事前に派遣会社に相談し、時短勤務がしやすい企業を選んで働くように心がけましょう。

派遣社員でも時短勤務できる会社の探し方と注意点

派遣社員として時短勤務を実現するためには、会社の選び方が非常に重要になります。

単に「時短OK」という求人を選ぶだけでなく、派遣先の企業文化や時短勤務に対する理解度、サポート体制などをしっかりと見極めることが大切です。

時短勤務に理解のある企業を選ぶ

時短派遣で働く上で、最も重要なことの一つは、時短勤務に理解のある企業を選ぶことです。

厚生労働省が行った調査によると、時短勤務の制度を利用している社員に「資格取得のための費用補助」や「スキルアップ研修やセミナー等の受講を推奨」を行い、積極的にキャリアアップを支援する会社もあります。

厚生労働省が行った調査
引用元:厚生労働省

育児のために時短勤務を選んだ社員を尊重し、成長を応援してくれる企業を選ぶことは重要です。

企業を選ぶ際には、福利厚生だけでなく、このようなキャリア支援の有無も確認してみると良いでしょう。

企業のウェブサイトや求人情報、社員の口コミなどを参考に、多角的な視点から企業の姿勢を見極めることが大切です。

在宅ワークを導入している企業を選ぶ

子育てや介護を理由に時短勤務で働きたい場合は、在宅ワークを導入している企業を選ぶことも重要なポイントです。

株式会社マイナビが派遣社員に対して行った調査によると、オフィスワーク・事務で働く派遣社員の在宅勤務率は63.6%であることが明らかになりました。

株式会社マイナビが派遣社員
引用元:株式会社マイナビ

正社員だけでなく、派遣社員でも在宅ワークで働ける環境が普及しつつあります。働く時間を少なくする「時短勤務」の場合、通勤に時間がかかってしまい、結局、家事や育児に時間が割けないかもしれません。

在宅ワークで働くことによって、フルタイムで働いたとしても、通勤時間を減らすだけでなく、休憩時間を家事や育児に充てることもできます。

派遣先企業とのコミュニケーションを密にする

時短勤務という働き方はフルタイム勤務と異なるため、勤務時間や業務内容において、企業側の理解と協力が欠かせません。

仕事を始める前には、労働時間や業務範囲、評価基準などを明確に確認しておくことが大切です。

例えば、次のような質問を積極的に行い、疑問点や不安な点を解消しておきましょう。

  • 1日の勤務時間は何時間ですか?
  • 残業はありますか?
  • どのような業務を担当するのですか?
  • 評価はどのように行われるのですか?

口頭だけでなく、書面でも確認しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。

働き始めてからも、定期的に上司や同僚とコミュニケーションを取り、業務の進捗状況や課題、困っていることなどを共有することが重要です。

日頃からコミュニケーションを密に取ることで、派遣先企業との信頼関係を築くことができれば、時短勤務でも気持ちよく働くことができます。

長期的なキャリアプランを考えておく

派遣社員の「時短勤務」という働き方は、現在のライフスタイルや家庭の事情に合わせて働ける、魅力的な選択肢です。

しかし、常に「将来どうなりたいか」という長期的なキャリアプランを意識しておくことが大切です。

時短勤務は一時的な働き方であり、長期的なキャリア形成や経済的な安定を保証するものではありません。「5年後、10年後、自分はどうなっていたいか」という具体的な目標設定が重要になります。

例えば、次のように具体的なキャリアプランを考えてみましょう。

  • 正社員としてキャリアアップを目指したい
  • 独立・起業して、柔軟な働きたい
  • 家庭を大切にしながら長く働き続けたい

派遣社員の「時短勤務」の仕事は、どうしても業務範囲が限られてしまい、スキルアップの機会が少ない傾向にあります。そのため、自主的に学習したり、資格を取得したりするなど、積極的にスキルアップに取り組むことが重要です。

将来的にフルタイム勤務に戻るのか、正社員や契約社員として企業に転職するのかなど、働き方の変化についても考えておきましょう。

時短×フルリモートの働き方を実現するならフリーランスという選択も

時短×フルリモートの働き方を実現するならフリーランスという選択も

「時短」と「フルリモート」を両立したい場合は、フリーランス(業務委託)という働き方も選択肢の一つです。

フリーランスは、企業に雇用されず、個人として企業から業務を請け負う働き方。時間や場所に縛られない自由な働き方が可能です。

メリットデメリット
働く時間や場所を自由に選べる子育てや介護と両立しやすい収入アップの可能性がある収入が不安定になりやすい社会保険や福利厚生がない確定申告などの事務作業が必要

キャリモでは、時短・フルリモート案件に特化した案件を数多く取り扱っています。

「事務として、週3日だけ働きたい」「営業だけど、在宅で働きたい」など、スキルや経験を活かした案件がきっと見つかります。

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派遣の時短勤務に関するよくある疑問

派遣の時短勤務に関する質問をまとめました。

派遣社員は時短勤務に変更できますか?

契約内容や派遣先の状況によって異なります。まず、現在の派遣契約がどのような内容になっているかを確認しましょう。

フルタイム勤務として契約している場合、契約期間中、一方的に時短勤務に変更することは難しいことが多いです。

ただし、派遣先企業が時短勤務に理解があり、合意が得られれば、契約を変更できる可能性もあります。

派遣社員は最短何日から働けますか?

派遣会社や派遣先の企業によって異なります。派遣の働き方は、企業によって様々なルールが設けられています。

基本的には正社員と同様、週5日働くことを前提にしている企業が多いと考えましょう。

勤務時間を減らすのではなく、勤務日数を減らしたい場合はフリーランスとして働く方法もおすすめです。

派遣の時短勤務でも残業はありますか?

基本的には少ない傾向にありますが、状況によっては発生する可能性もあります。

時短勤務は、1日の労働時間が短縮されているため、フルタイム勤務に比べて、残業が発生する可能性は低いと言えます。しかし、派遣先企業の業務状況や繁忙期などによっては、残業をお願いされることもあります。

残業が難しい場合は、事前に派遣会社や派遣先企業にその旨を伝えておくことが大切です。

派遣社員の時短勤務は延長できますか?

派遣会社や派遣先の企業との合意があれば、延長できる可能性があります。

派遣契約の延長は、派遣社員、派遣会社、派遣先企業の三者の合意によって決定されます。契約期間が満了する1ヶ月以上前には、派遣会社に契約延長の意向を伝えることが望ましいでしょう。

まとめ

派遣社員の時短勤務は、時間や場所にとらわれず、柔軟に働きたい方にとって便利な選択肢です。家庭と仕事の両立、ワークライフバランスの実現などのメリットがある一方で、収入が減る可能性、キャリアアップの壁など、デメリットも存在します。

家庭と仕事を両立させるには、時短勤務だけでなく、在宅ワークを導入している企業への転職や、フリーランスとして独立することも選択肢のひとつです。

フリーランス専門エージェントのキャリモでは、営業アシスタントやオンライン秘書など、完全リモートや短時間の案件をご紹介しています。ぜひ一度、ご相談ください。