女性フリーランス仕事在宅

女性フリーランスが在宅で働ける仕事15選と未経験からの始め方

会社に勤めていると、通勤や人間関係に疲れることもあるかもしれません。自分の時間や場所を自由に決めて、好きな仕事をしたいと思っている女性には、フリーランスの働き方をおすすめします。

フリーランスは、在宅で仕事ができるメリットがあります。通勤時間や交通費を節約できるだけでなく、自分の好きな環境やスタイルで仕事ができるのが大きな魅力。しかし、安定した収入や福利厚生がないことや、自己管理や税金などが面倒であるなどのデメリットも無視できません。

この記事では、フリーランスになりたい女性のために、在宅でできる職種やコツ、注意点などを紹介します。女性フリーランスの実態や現状、成功するための秘訣などもお伝えしているため、フリーランスとしての働き方に興味がある人は参考にしてください。

女性フリーランスの仕事事情は?在宅でも可能?

女性フリーランスは、どのような働き方をしているのでしょうか。ここでは、調査や統計から、女性フリーランスの働き方を具体的に解説します。

女性フリーランスの割合

フリーランス白書2023によると、2023年においてフリーランス女性は、全体のうち54.1%。フリーランスとしての働き方を選んでいる女性は、男性よりもやや多いことが分かります。

女性がフリーランスになった理由として大きいものは、以下のとおり。

  • 仕事とプライベートのバランスを取るため
  • 家族との時間を大切にするため
  • やりたいことを実現するため

女性は、男性よりも育児などで働き方に制限が出やすい人が多いもの。フリーランスを選ぶことで、柔軟な働き方を求める人が多いようです。

女性フリーランスの働き方

フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021によると、女性フリーランスの年齢は、40代が51%と半数を占めています。次いで、50代が24%、30代が21%。最も少ないのは20代で4%です。

また、フリーランス女性の働き方・キャリア志向分析によると、また、8割が既婚者で、7割近くが子供を育てていることも分かっています。職種で最も多いのは、ライターや編集で42%パーセント。次いで、デザイナー(19%パーセント)、コンサル(9%パーセント)、マーケター(6%パーセント)、カウンセラー(5%パーセント)と続きます。

同じ調査によれば、フリーランス女性は、以下の6タイプに分類できます。

  • 会社員時代に培ったスキルを活かし「職人」として独立
  • 起業し、経営の多角化や法人化、上場などを目指す
  • 結婚や出産を経てフリーになり、ゆるく働く方法を模索
  • 子育てや家事の合間に、お小遣い程度に働きたい
  • 会社員の頃とは全く違う職種で独立(講師、カウンセラーなど)
  • 副業でフリーランスをしている

また、フリーランスの実態に関する調査によると、自宅や、自宅併設の事務所や作業場で働いているフリーランスは75.3%。ほとんどのフリーランスが在宅で働いていることが分かります。

女性フリーランスの年収

フリーランスの幸せ度実態調査によると、女性フリーランスの年収で最も多いのは300万円台であることが分かっています(19%)。

次いで100万円未満(17%)、100万円台(16%)、200万円台(15%)、400万円台(14%)、500万円台(11%)、それ以上が8%と分布します。

この年収と、民間給与実態統計調査から分かる正社員・パート女性の収入を比べてみると、以下のような表ができます。

年間の収入フリーランス正社員・パートフリーランスのほうが…
100万円未満17%14.3%2.7%多い
100万円台16%22.5%6.5%少ない
200万円台15%20.9%5.9%少ない
300万円台19%18.0%1%多い
400万円台14%11.4%2.6%多い
500万円台11%5.9%5.1%多い
600万円台8%4.1%3.9%多い

図表から分かることに、以下のようなことがあります。

  • 100万円未満の数は、フリーランスのほうが多い
  • 100万円台、200万円台の「1馬力で生活するには心許ないが、家計の収入としては大きなプラスになる」働き方をする女性は、正社員やパートで雇われているケースが多い
  • 300万円以上で、1馬力でも生活が成り立つ程度の収入を維持している女性はフリーランスのほうが多い

フリーランスは一般的に「収入が安定しない」「稼ぎづらい」といったイメージがあります(参考:会社員から見たフリーランスに対するイメージとその実態調査)。しかし調査を見てみると、300万円以上の収入を得ている人は全体の52%と半数以上。正社員やパートで稼ぐのとほとんど変わらない収入が得られることが分かります。

ただし、税金や福利厚生などの条件が異なるため、一概に同程度の手取りとはいえないことを押さえておきましょう。

女性フリーランスが在宅で仕事をするメリット

女性がフリーランスとして在宅で仕事をすることには、さまざまなメリットがあります。それぞれ詳しく解説します。

育児との両立がしやすい

フリーランスは業務委託の形で仕事をすることが多く、仕事をする時間に制限がないことがほとんどです。子どもの世話や学校行事などに合わせてスケジュールを調整できることは、大きなメリットといえるでしょう。

また、子どもが急に熱を出したり、保育園や学校が休みになったりしても、仕事を早退したり、欠勤する必要がなく、できる範囲で仕事ができます。

体力を温存できる

在宅で働けるため、通勤や移動の必要がないのは大きなメリットです。また、フリーランスは基本的に業務委託契約のため、業務範囲が限定されています。得意な仕事だけに取り組めば良いため、精神面での消耗も防げます。

余計なストレスを感じない

在宅フリーランスは、同じ空間で働く人がおらず、人間関係や職場の雰囲気に悩む必要がありません。音やにおい、雑談などからストレスを受けないことで、仕事の能率が高まることもあるでしょう。

また、正社員やパートとは異なり、自分の能力や成果に見合った報酬を得られるため、働くモチベーションを維持しやすいのも大きな魅力といえます。

女性フリーランスが在宅で働きやすい職種15選

フリーランスとして在宅で働く女性に向いている職種を、15種類紹介します。それぞれの職種の仕事内容や需要、報酬、必要スキルを解説するため、仕事を見つける参考にしてください。

職種報酬目安未経験可能か必要スキル
ITエンジニア時給4,000円〜5,000円ポートフォリオなどを用意できれば可プログラミング言語や開発ツールなどの
WEBデザイナー時給1,500円~5,000円ポートフォリオなどを用意できれば可・Adobe IllustratorやPhotoshopなどのソフト
・HTMLやCSS、JavaScriptなどマークアップ言語への知識
イラストレーター時給1,000円〜ポートフォリオなどを用意できれば可Adobe PhotoshopやClipstudioなどのイラスト制作ソフト
動画編集時給1,000~1,500円ポートフォリオなどを用意できれば可Adobe 
ライター/編集者時給1,000〜5,000円・WordやGoogleドキュメント
・リサーチスキル
アフィリエイター・ブロガー案件による・HTMLやCSSなどのマークアップ言語WordPressなどの知識
・SNSへの知識
データ入力・文字起こし時給400〜600円・タイピング技術
・ExcelやWordなどの文書作成ソフト
・音声認識ソフト
翻訳時給3,000円〜3,500円資格などで語学力を証明できれば可語学スキル
カスタマーサポート時給1,000円〜1,300円コミュニケーション能力や問題解決能力
・商品やサービスの知識
バックオフィス時給1,000円〜1,500円可(仕事内容によっては資格や実務経験が求められる)・パソコン操作やタイピング技術
・ExcelやWordなどの文書作成ソフト
・会計ソフトなどのツールも場合によっては必要。
フォトグラファー時給1,200円〜1,600円程度ポートフォリオなどを用意できれば可PhotoshopやLightroomなどの写真編集ソフト
マーケター時給5,000円〜10,000円程度未経験の場合、フリーランスでは案件が獲得しづらい・市場調査や分析の技術
・ExcelやPowerPointなどの文書作成ソフト
・マーケティングツール
コンサルタント/プロデューサー月額報酬100万~150万程度未経験の場合、フリーランスでは案件が獲得しづらい・分析力や提案力、交渉力やリーダーシップなどのビジネススキル
・専門分野や業界の知識や経験
ECサイト運用年間300万円〜350万円・商品やサービスの知識やセンス
・ECサイト管理のための知識
SNS運用時給1,200円〜2,000円・SNSマーケティングスキル
・写真や動画などのメディア作成、編集技術

ITエンジニア

プログラミング言語や開発ツールを使って、ウェブサイトやアプリ、ゲームなどを作ったり、既存のシステムの改善や保守したりします。あらゆる業界で必要とされており、高い需要があります。

報酬はスキルや経験、案件の規模や難易度などによって大きく異なりますが、一般的には時給4,000円〜5,000円程度が平均的です。フリーランスの中でも、高年収を狙える職種といえるでしょう。

プログラミング言語や開発ツールなどの技術的なスキルが問われます。

Webデザイナー

ウェブサイトやウェブアプリをデザインします。レイアウトや色彩、フォントなどの視覚的な要素だけでなく、ユーザーの使いやすさや目的に沿った構成なども考慮する必要があります。

近年では無料で使えるデザインツールなども登場してきていますが、まだまだWEBデザイナーの需要は続いています。時給は1,500円~5,000円程度と、スキルや経験、案件の規模や難易度によって異なります。

HTMLやCSSなどのマークアップ言語や、PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフト、Figmaなどのデザインツールに関する知識が必要です。また、デザインの基礎知識やセンス、ユーザビリティやアクセシビリティなどの理解も重要です。

イラストレーター

本や雑誌、広告、ゲーム、アニメなど、さまざまなメディアでイラストを提供します。近年では、ウェブトゥーンやSNS、動画サイト、ソーシャルゲームなど、イラストレーターが活躍できる場所が増えています。

ただし、案件の受注が安定しないなどの事情もあり報酬はやや低い傾向にあります。時給に換算すれば1,000円程度の案件も少なくありません。

絵を描く技術やセンスのほか、PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトや、ペンタブレットやアナログ画材などの道具を使いこなす必要があります。

動画編集

動画を撮影・編集します。映画やテレビ番組、CM、ミュージックビデオなどのメディアのほか、YouTubeやTikTokなどでも動画編集スキルを活用した案件は数多くあります。

近年では動画でマーケティングをする企業も増えてきており、需要が高まりつつある職種といえます。また、動画編集を始めるためにはスペックの高いパソコンなどを揃える必要があり、コストがかかるため、ほかの職種よりもライバルが少ないのもポイント。時給は1,000~1,500円程度が一般的です。

Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなどの動画編集ソフトが必要になるほか、カメラやマイクなどの道具を使えると優遇される場合もあります。

ライター/編集者

文章を書いたり校正したりします。本や雑誌、新聞、広告、ウェブサイトなど、さまざまなメディアで需要があります。

時給は案件によっても異なりますが、おおよそ時給1,000〜5,000円が一般的です。WordやExcelなどの文書作成ソフトや各種資格のほか、校正記号や用語などにまつわる知識を持っていることも、案件獲得に有利です。

アフィリエイター・ブロガー

自分のSNSアカウントやブログに広告や商品の紹介を掲載し、それを見たりクリックしたり購入したりした人から報酬を得ます。アフィリエイターやブロガーが紹介する商品を購入する人は多く、企業も注目を寄せています。

ただし、報酬は人によってまちまち。たとえば、アフィリエイトだけで月に10万円以上稼いでいる人は全体の3.5%程度。稼ぐためには、努力やある程度の準備期間が必要といえるでしょう。副業として始めるにはピッタリかもしれません。

文章を書く技術やセンスのほか、HTMLやCSSなどのマークアップ言語や、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)などの技術的なスキルもあると便利です。

参考:アフィリエイト市場調査2020

データ入力・文字起こし

紙や音声などのデータをパソコンに入力・整理します。書類や名刺、アンケート、会議録、インタビューなど、さまざまなデータを扱います。

AI技術が発展している現在、データ入力や文字起こしの需要はじょじょに低下しつつあります。時給は400円〜600円程度になることも少なくありません。

パソコン操作やタイピングの技術のほか、ExcelやWordなどの文書作成ソフトや、音声認識ソフトなどのツールも使いこなす必要があります。

翻訳

英語や中国語、韓国語などの外国語と日本語を翻訳します。AI翻訳が盛んになり、翻訳の需要はじょじょに下がりつつあります。

ただし、近年では、ソーシャルゲームなどの新しいエンターテイメントコンテンツをローカライズする新たな仕事などが生まれています。目の付け所によっては、安定して仕事を受けられるかもしれません。

翻訳者の報酬は、時給換算すると3,000円〜3,500円になることが一般的です。語学スキルだけでなく、国ごとの文化や背景知識への理解も求められる仕事です。

カスタマーサポート

商品やサービスの利用者からの問い合わせやクレームに対応したり、解決策やアドバイスを提供したりします。AI技術の発展によって、ある程度の問い合わせ対応は自動化していますが、企業の信頼や顧客満足度を高めるためにも、まだまだ需要の衰えない職種です。

時給は1,000円〜1,300円程度が一般的です。コミュニケーション能力や問題解決能力のほか、商品やサービスの知識なども必要になります。

バックオフィス

事務や経理などの業務を担当します。あらゆる業界で必要とされ、コロナ禍以降はリモートでの求人も増えてきています。報酬は時給換算で1,000円〜1,500円程度が一般的ですが、スキルや資格、業務内容によっては2,000円以上も狙えます。

パソコン操作やタイピング技術のほか、ExcelやWordなどの文書作成ソフト、会計ソフトなどのツールも場合によっては必要です。

フォトグラファー

人物や風景、商品など、さまざまな被写体を撮影します。WEBメディアやイベントごとなどでの需要も高く、写真の編集などは在宅で実施できるのも魅力です。

ただし、報酬は時給1,200円〜1,600円程度の募集も多く、報酬を高めるためには工夫が必要になりそうです。カメラやレンズなどの道具や、PhotoshopやLightroomなどの写真編集ソフトも使えるようになる必要があります。

マーケター

商品やサービスの市場調査や分析、戦略立案、宣伝や販売促進などを実施します。近年では、SNSやWEBサイトなどを通じたマーケティングも活発になってきており、需要は衰える様子を見せません。

マーケティング戦略を立てられる程度のスキルがある場合、時給は5,000円〜10,000円程度になることも。高単価が期待できます。

市場調査や分析の技術やセンスが必要になるほか、ExcelやPowerPointなどの文書作成ソフトや、Google Analyticsなどのマーケティングツールなどを理解することも重要です。

コンサルタント/プロデューサー

クライアントの課題や目標に対して、解決策や提案を出します。高いスキルや知識が必要ですが、安定して需要のある職種といえるでしょう。報酬も高く、月額報酬のボリュームゾーンは100万~150万ほど。年収1,000万以上を目指すことも難しくはありません。

分析力や提案力、交渉力やリーダーシップなどのビジネススキルが必要になるほか、専門分野や業界の知識や経験も必要です。

ECサイト運営

通販サイトを管理します。商品の仕入れや在庫管理、販売価格や送料の設定、注文や発送の対応など、さまざまな業務を担当します。

近年では、多くの業界がECサイトの運営に乗り出しており、需要も大きく高まっています。また、ノウハウがある場合は、自分でECサイトを運営することも検討してみましょう。

ECサイト運営の報酬は、サイトの売上や利益によって大きく異なります。フリーランスの場合、年間で300万円から350万円程度の収入を得る人が多いようです。商品やサービスの知識やセンスのほか、ECサイト管理のための知識も必要となるでしょう。

SNS運用

TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSを使って、自分やクライアントの商品やサービスの紹介や宣伝をしたり、ファンやフォロワーと交流したりします。SNS運用には特殊な知識が必要なため、フォロワーを増やす、売り上げに貢献できるなどのマーケティングのノウハウを持っている場合、非常に重宝されるでしょう。

時給は1,200円程度から、2,000円以上の募集も少なくありません。SNSマーケティングスキルのほか、写真や動画などのメディア作成や、編集技術もあると便利です。

女性フリーランスが在宅の仕事獲得をする際に役立つ知識や資格

フリーランスとして働く女性が仕事をする上で役立つ知識や資格について、くわしく解説します。

簿記の知識

企業などのお金の計算や記録、財務状況や経営成績を把握するための技術です。事務や経理の仕事に応募できるほか、自分の収入や経費、所得の管理もできるようになります。

フリーランスで働く場合、確定申告が必ず必要です。知識のないままに確定申告をすれば、何十万円といったレベルで損をしてしまうこともあるでしょう。簿記の概念を軽くでも身につけておくことは、フリーランスを長く続けていくためには必須の取り組みです。

FPの知識

人生の夢や目標を達成するために必要なお金の計画を立てる技術です。フリーランスは、正社員と比べて厚生年金や福利厚生がありません。FPの勉強をするうえで身につけられるような、お金にまつわる人生のプランニング知識は必要不可欠といえるでしょう。

また、FPの資格を実際に取れば、金融や保険、不動産関連の案件を獲得できることもあるかもしれません。

関連領域に関する資格

フリーランスとして関わりたい業務に関連する資格がある場合は、思い切ってその資格の取得を目指してみるのも1つの手です。資格取得がそのまま案件の獲得に結びつくわけではありませんが、知識があることをクライアントに示せるため、大きな信頼を獲得できるといえるでしょう。

女性フリーランスとしてスキルなしから独立する方法

未経験でも、女性がフリーランスとして独立するためには、どのような道のりがあるのでしょうか。詳しく解説します。

スクールに通う

就きたい職種のスキルが全くなく、いきなり仕事を探すには不安がある場合、スクールに通うのもおすすめです。専門的な知識や技術を学べるほか、スクールを通して仕事の紹介を受けられる場合もあります。

クラウドソーシングで仕事を受ける

ある程度スキルに自信がある場合は、クラウドソーシングサイトで簡単な仕事を受けてみましょう。クラウドソーシングサイトでは、未経験でも受けられる仕事は数多くあります。また、スキルや難易度によって仕事を選べるため、受注のハードルが低いのも大きなメリットです。

実際にお金をもらって仕事をすることで、フリーランスとしての自信や責任感も養えます。

正社員として働きながらクライアントを見つける

現在正社員として働いている人は、職場でクライアントを見つけられないか検討してみましょう。たとえば、営業職で働いている女性が、クライアント企業のライティング業務を副業で請け負えないか打診してみるなどの例が考えられます。

会社で得た人脈や経験を活かせるほか、安定した収入を確保しながら独立準備ができるメリットがあります。

フリーランスとして在宅で仕事をするのに向いている女性の特徴

フリーランスとして在宅で仕事をするのは、自由度が高く魅力的な働き方ですが、誰にでも向いているというわけではありません。フリーランスとして在宅で仕事をするのに向いている女性の特徴について紹介します。

自分で仕事を探せる

フリーランスとして在宅で仕事をする場合、自分で仕事を探さなければなりません。クライアントや案件を見つけるためには、インターネットやSNSなどを活用した情報収集や自己PRが必要です。また、案件を見つけてもらいやすいフリーランスエージェントとコンタクトを取るなどの取り組みも重要といえます。

自分のスキルを客観的に把握できる

自分のスキルや価値を過小評価してしまうと、単価が低くなってしまう可能性があります。逆に、過大評価してしまうと、クライアントからの信頼や評判が下がってしまう可能性があります。

自分のスキルや価値を適切に評価し、それに見合った単価や条件で仕事を受けられる女性は、フリーランスとして在宅で仕事をするのに向いています。

交渉力がある

フリーランスとして働く際、クライアントとの交渉は避けて通れません。単価や納期、内容や範囲など、様々なことについて交渉する必要があります。

自分の意見をはっきりと主張できない場合、割に合わない契約内容で、トラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。必要なときははっきりと意見を言える強さが求められるといえるでしょう。

自己管理能力がある

フリーランスは、自分でスケジュールやタスクを管理し、期限や品質に沿って仕事を進めなければなりません。また、体調やメンタルの管理も大切です。

独学で勉強できる

市場のニーズやトレンドは変化し続けるため、自分のスキルや知識をアップデートすることが必要です。また、自分の得意分野以外にも幅広い知識や技術を身につけることで、仕事の幅や収入の源泉を増やすことができます。

問題解決スキルが高い

働く中で、クライアントとの意見の食い違いやトラブル、納品物に対するクレームや修正依頼などが発生するかもしれません。問題に対して冷静に対処し、適切な解決策を提案することが必要です。

また、問題が発生した際には、素早く連絡し、誠実に対応することも重要といえるでしょう。

自分の好きなことがはっきりしている

自分の好きなことや得意なことがはっきりしていない場合、仕事に対するモチベーションや方向性が見えづらくなります。また、自分の好きなことや得意なことを仕事にすることで、楽しみながら働き続けられます。

女性フリーランスが在宅の仕事を獲得する方法

女性フリーランスが在宅の仕事を獲得する方法について、詳しく解説します。

フリーランスエージェント

フリーランスエージェントとは、フリーランスとクライアントをマッチングさせるサービスのことです。自分に合った案件を紹介してもらえるほか、単価や条件の交渉を代行してもらえるなどのメリットがあります。

自分で営業する手間やリスクを減らすことができるほか、高単価や長期の案件にアクセスできる可能性も高まります。

たとえば、フリーランスエージェントである弊社「キャリモ」では、キャリア女性向けにリモート案件を紹介しています。完全フルリモートの業務を見つけられるほか、週2日~、もしくは1日3時間~といった、比較的低負荷の業務も探せます。

正社員としてのご経験やスキルを活かして、高単価フルリモート案件をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。営業アシスタントや事務、マーケティングなど様々な種類のお仕事をご紹介致します。

クラウドソーシング

クラウドワークスランサーズといったクラウドソーシングサービスでは、さまざまなジャンルの案件が募集されています。スキルや実績を積めるため、フリーランスとして活動を始めたばかりの人にもピッタリです。

直接営業

クライアントに直接アプローチして仕事を受注します。憧れの企業や、自分の希望する案件に応募できるほか、クライアントと直接やり取りできるためやりとりがスムーズであるなどのメリットがあります。また、自分の価値や提案力を高める練習にもなるでしょう。

ポートフォリオを公開する

自分のスキルやセンスをアピールするためにも、ポートフォリオはなるべく作成したほうがよいかもしれません。作品や実績をまとめ、企業に送付したり、インターネット上に公開したりします。

口コミや評判をもらう

クライアントや仲間から評価や感想を募り、公開します。信用や信頼を得られるほか、自分の強みや改善点を客観的に把握できるのも嬉しいポイントです。

ネットワークを作る

同じようにフリーランスで働いている仲間とネットワークを作ることで、情報や知識、案件を共有できます。助け合いや協力ができるのもメリットです。

女性フリーランスが在宅で仕事をする際の注意点

女性フリーランスが在宅で仕事をするとき、気をつけておきたいポイントについて詳しく解説します。

時間やタスク管理のアプリを使う

在宅で仕事をする場合、自分で時間やタスクを管理しなければなりません。アプリを使って、効率的に仕事を進めることをおすすめします。

健康管理に気をつける

在宅で仕事をすると、運動不足や姿勢の悪化などの問題が生じやすくなります。定期的にストレッチや運動をするほか、正しい姿勢で仕事をする、食生活に気をつける、一定の時間に寝るように心掛けるなど、健康管理は忘れずに取り組みましょう。

また、年に1回は健康診断に行くことも重要です。

友人や家族がいない人は習い事などを始めるのもおすすめ

在宅で仕事をすると、孤独感が募ったり、ストレスが溜まりやすくなったりしてしまいます。習い事などを始め、人と雑談をする機会を作ることも検討してみましょう。自分の世界を広げられるほか、思わぬところから仕事の獲得につながることもあるかもしれません。

確定申告の支払いは忘れずに

フリーランスで収入を得ている場合、確定申告が必要です。確定申告は、毎年1ヶ月間が申告期間です。手続きを忘れると罰則が課せられる場合もあるため、必ず実施しましょう。また、毎月こまめに経費や収入の入力をしておくことで、確定申告の負担を大幅に減らせます。

国民年金基金かiDeCoに加入を

フリーランスは厚生年金の加入などがないほか、退職金なども発生しないため、老後の生活費はある程度の貯金がなければ不安が残ります。

このため、国の制度である国民年金基金iDeCoを利用することをおすすめします。これらに支払った掛金は全額所得控除されるため、手取りの収入を増やせるのも魅力的です。

フリーランス保険の加入も検討

フリーランスで働く際は、クライアントとの深刻なトラブルが発生した場合、賠償金を自分で支払う必要があります。これに対応するためにも、保険に加入することを検討しておきましょう。

たとえばフリーランス協会の提供するフリーランスの保険では、財物損壊や情報漏えい、著作権侵害、偶然の事故による納品の遅延などに対する賠償金支払いを最大10億円まで補償。弁護士費用なども提供されます。健康診断や子育て両立サポートといった福利厚生サービスが充実しているのも魅力です。

できれば正社員のうちに賃貸契約を済ませる

フリーランスは賃貸契約が通りづらく、引っ越しづらいなどのデメリットが。できれば正社員のうちに賃貸契約を済ませておくことで、引っ越し先が決まらないなどの不安を解消しましょう。

クレジットカードも正社員のうちに作っておく

クレジットカードも、フリーランスだと審査が通りにくい特徴があります。正社員の場合はさらに、キャッシング枠やポイント還元率も高くなる可能性があります。できれば正社員のうちにクレジットカードを作っておくことで、有利に経費処理を進めましょう。

フリーランスとして開業するまでのおすすめの流れ

フリーランスとして開業する際のおすすめの流れについて、詳しく解説します。

1. 正社員のうちに作れるコネは作っておく

正社員として働きながらフリーランスとして独立を検討している場合は、仕事の依頼元や協力者となり得る人や企業とのコネクションを作っておくことが大切です。

独立の意思やスキルを伝えておくことで、フリーランスになった後も仕事の紹介や相談に乗ってもらえる可能性が高まります。 自分が得意な分野や興味がある分野に関する情報を積極的に発信することは、コネ作りに役立ちます。 SNSやブログなどを活用して、自分の知識や経験を共有しましょう。

2. 副業から初めて、独立できそうか検討

フリーランスになる前に、副業から始めてみることもおすすめです。 副業から始めることで、以下のようなメリットがあります。

  • フリーランスとして仕事をする感覚や流れを体験できる
  • 自分のスキルや価値を客観的に評価してもらえる
  • 独立後の収入源や仕事量を見積もりやすくなる

ただし、勤務先の就業規則や契約内容を確認して、副業が禁止されていないかはきちんと把握しておきましょう。また、副業先と勤務先が競合しないかどうかもチェックします。

3. 周囲に独立することを伝える

家族やパートナー、友人や知人、勤務先に、独立の意思を伝えます。

仕事の紹介や相談相手として頼れる関係を維持するなどして、フリーランスとしてのスタートを応援してもらいましょう。

4. 開業届を出す

いよいよ独立することを決めた際は、開業届を提出します。開業届を提出すると、青色申告で確定申告ができるなどのメリットが生まれます。フリーランスとして本格的に活動するためには必須の手続きといえるでしょう。

フリーランス女性が在宅の仕事で成功するための秘訣

フリーランス女性が在宅の仕事で成功を収めるためには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。詳しく解説します。

価格設定は適切に

価格設定は、自分のスキルや経験、市場の相場などを考慮して決定します。適切な価格設定によって、自分の価値を高められるほか、クライアントからの信頼や、安定した収入などを手に入れられます。

価格設定は、自分の仕事に対する自信やモチベーションにも影響します。自分の労働に見合った報酬が得られているかどうか、定期的に振り返りましょう。

単価が低い場合は交渉も

労働に対して単価が低いと感じた場合は、クライアントと交渉してみましょう。交渉する際は、以下のようなポイントに注意します。

  • 自分のスキルや経験を具体的にアピールする
  • 仕事の内容や範囲を明確に確認する
  • 相場や競合他社の単価を調べて提示する

交渉がうまくいかない場合は、単価のよい新規の案件を探してみることを検討してみても。

収入の目標設定が重要

フリーランスとして働きながら、報酬も上げていきたいと考える場合は、目標となる収入を設定しましょう。働き方やライフスタイルを見直すきっかけになります。

目標を立てるときは、年間・月間・週間・日間など期間ごとの目標を考えるほか、具体的かつ達成可能なものにすることや、定期的な見直しや振り返りに取り組むことも忘れずに。

忙しくともスキルアップは欠かさない

働いていると日々の仕事に忙殺されがちですが、時間を見つけてスキルアップに取り組むことは欠かさないようにしましょう。資格や新しいスキルを学ぶことで、自分の価値を高められるほか、より多くの案件やクライアントに対応できるようになります。

まとめ

この記事では、女性フリーランスにおすすめの仕事や働き方、成功の秘訣を紹介しました。仕事と家庭を両立しやすく、ライフステージの変化に左右されにくいフリーランスとしての働き方は、女性にピッタリです。ただし、案件やクライアントの確保、報酬の交渉など、自分で検討しなければならないことも増えます。

安心して働き続けられる環境を求める場合は、フリーランスエージェントで仕事を見つけるのもおすすめです。自分に合った案件やクライアントを見つけやすいほか、契約や請求などの手続きを代行してもらえるメリットがあります。

フリーランスエージェントのキャリモでは、フリーランスとして活動するキャリアを持った女性に向けた、リモート案件の紹介をしています。「今の経験や資格を活かして、フリーランスとして働きたい」と考えている方は、ぜひご相談ください。

なお、WEBデザイナーを目指されている方はこちらの記事も参考にしてみてください。

参考:バナーデザインの作り方とコツを解説!参考サイトも紹介