子育てしながら在宅でできる仕事

子育てしながら在宅でできる仕事10選!未経験可能な在宅ワークも紹介

子育てしながら在宅で仕事をしたいと考えている人は多いでしょう。しかし、どんな仕事があるのか、どうやって探すのか、どうやって両立するのかなど、不安や疑問も多いはずです。

この記事では、子育てしながら在宅でできる扶養内の仕事10選を紹介し、それぞれの仕事の報酬目安や必要スキル・資格、必要な設備などを解説しています。

子育てと在宅の仕事を両立するポイントやあると良いおすすめのスキル、仕事を探す方法、信頼できる会社の見分け方などもお伝えしているため、子育てしながら家計の収入を増やしたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

子育てしながら在宅でできる仕事10選

子育てしながら在宅でできる仕事には以下のようなものがあります。

職種報酬目安必要スキル・資格必要な設備
データ入力1,000円〜2000円/時給・未経験でも可
・タイピングスキル
PC
プログラミング1,500円〜6000円/時給プログラミングスキルPC
WEBライティング1円〜4円/文字単価・未経験でも可
・リサーチスキル
・タイピングスキル
PC
WEBデザイン1,300〜4,000円/時給ポートフォリオ・PC
・グラフィック制作ソフト
・場合によってはデジカメ
動画編集1,000円〜3000円/時給
条件次第で高収入が狙える
・未経験でも可
・ポートフォリオなど
・PC
・動画製作ソフト
・場合によっては動画撮影用のカメラやマイク、レフ板など
ハンドメイド製作・販売商品の売れ行き次第未経験でも可・制作に必要な素材
・梱包に必要な資材
オンライン秘書1,500~2,500円/時給未経験でも可PC
コールセンター1,000~2,000円/時給未経験でも可・PC
・ヘッドセットなど
在宅テレアポ1,000~2,500円/時給
(インセンティブがある場合も)
未経験でも可・PC
・ヘッドセットなど
営業アシスタント1,500~2,500円/時給・未経験でも可
・営業、営業アシスタント経験があると尚良い
・PC
・通話作業がある場合はヘッドセット

それぞれの仕事について、詳しく解説します。

1. データ入力

名刺や書類などのデータをPC上に入力します。時給は1,000円前後からですが、未経験でも募集している案件が多いことは大きなメリットでしょう。

ExcelやWordなどのソフトを利用した経験があればより重宝されそうです。タイピングが得意な人や、細かい作業が好きな人におすすめの仕事です。

2. プログラミング

アプリやWEBサイトなどを作る仕事です。HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語やフレームワーク知識が必要です。

手に職のためキャリアが途絶えず、フルタイム復帰も狙いやすいほか、高収入が狙えることも大きな魅力。ポートフォリオが作成できれば未経験でも応募できる求人は少なくないため、ぜひチャレンジしてみましょう。

3. ライティング

インターネットや書籍、雑誌に公開される文章を作成します。企業や個人のブログや記事、広告やプレスリリースなどが主なジャンルです。

自分の興味や得意分野で仕事ができるほか、実力次第では扶養を抜けられるレベルの収入を得られることがメリットです。初期費用がほとんど必要ないことも大きな魅力。

4. WEBデザイン

ロゴやバナー、チラシやポスターなどのグラフィックやイラストを作成する仕事です。ポートフォリオを作成しやすく、フルタイム復帰を狙いやすいことがポイント。

PhotoshopやIllustratorなどのソフトウェアが使えることが求人応募の前提になっていることも多いため、注意しましょう。

5. 動画編集

動画のカットや合成、音声や効果音の調整などを実施し、YouTubeやSNSなどに用いられる動画コンテンツを作成します。

近年ではマーケティング手法に動画が用いられることも多く、需要が高く、少しでも勉強すればすぐに案件の受注が可能なことが大きなメリットです。

6. ハンドメイド制作・販売

自分で手作りしたアクセサリーや雑貨などの商品をオンラインで販売します。自分の趣味や好みで商品を作り、収入を得られるのは大きなメリットといえます。

ただし、ハンドメイド制作で月の売り上げが10万円を超えるケースは非常にまれという調査結果もあります。子育てが終わったタイミングでフルタイム就労に戻る場合は、キャリアデザインを事前に設計しておくことが重要といえるでしょう。

7. オンライン秘書

オンライン秘書とは、リモートで、予約管理やメール対応、資料作成といった秘書業務を請け負う仕事です。

新型コロナウイルスの流行以降、リモートで業務を実施する企業が増えたことから、オンライン秘書の需要も増加しつつあります。コミュニケーション力がある人や、PCスキルがある人におすすめの仕事といえるでしょう。

8. コールセンター

電話やチャットなどで問い合わせやクレーム対応、商品案内などの顧客対応を実施します。未経験でも募集している案件が多いほか、研修やサポートが充実している組織も多いのが特徴です。

話すのが好きな人や忍耐力がある人、傾聴のスキルがある人にぜひチャレンジしてほしい職種です。

9. 在宅テレアポ

営業のサポートや、新規開拓などのため、電話で見込み顧客にアポイントメントを取る仕事です。時給に加えてインセンティブが出ることも多く、自分のペースで働きながら高収入も狙える可能性があります。

10. 営業アシスタント

見積もり作成や契約書作成、発注管理などの事務業務や、電話やメールでの顧客フォローなど、営業担当者を補助する仕事です。

事務や営業のスキルを活かせるため、子供の手が離れた段階でフルタイム復帰に切り替えやすいのは大きな魅力です。また、人と関わる仕事をしたい人にもおすすめできます。

子育てしながら在宅で仕事をするメリット

子育て中に在宅で働くことは、ママにとってどのようなメリットがあるのでしょうか。詳しく解説します。

時間の自由度が高い

在宅ワーカーを募集している企業は、フルフレックス制度や業務委託制度を採用していることが多く、私生活に合わせて仕事の時間を決めやすいことは大きなメリットといえます。

子供の送り迎えや病気にも対応できるほか、家事や育児と両立しやすいのも特徴です。子供に寂しい思いをさせることなく働けるのは魅力的といえるでしょう。

オフィス用品にかかるお金を節約できる

スーツやストッキング、メイク用品、マスクなどにお金をかける必要がそこまでないため、必要以上の出費がかからなくなることもメリットの1つです。

子育て中はなるべく節約したいものです。服装に気を使わなくていいのは、在宅勤務の大きなメリットといえるでしょう。

スキルや経験を活かして収入を得られる

在宅の仕事には、ライティングやデザインなど、専門的なスキルや経験が求められるものが多く、キャリアの断絶なく働き続けられるのが大きなメリットです。

子育てが終わったあとにフルタイムで復帰することを考えると、手に職を持って働き続けられるのは大きな魅力といえるでしょう。

ストレスが少ない

育児中はストレスを抱えることも少なくありません。仕事で余計なストレスを感じることは避けたいものです。在宅での仕事なら、上司や同僚とのコミュニケーションもメールやチャットなどで済むため、人間関係のストレスが軽減されます。

また、自分のペースで仕事ができる仕事も多いため、その点でもストレスをコントロールできるでしょう。

新しいチャレンジや学びの機会が多い

クライアントやプロジェクトと関わりながら、知識や視野を広げられることも大きな魅力です。育児中は、子供とだけで過ごすことで、世界から取り残されたような気分になる人も少なくありません。社会と関わる場所の1つとして、仕事をすることも考えてみましょう。

また、在宅で仕事をするためには、スキルアップや情報収集を続ける必要があります。これも自分自身の成長につながります。

子育てしながら在宅で仕事をするデメリット

メリットの多い在宅での働き方ですが、デメリットも少なからず存在します。詳しく解説します。

孤独感や不安感が強くなる

人と会うことが少ないため、孤独感や不安感が強くなる人もいます。また、仕事の悩みなどを相談する相手がおらず、仕事の進め方が合っているのか疑問に思うこともあるでしょう。チャットなどのツールを積極的に活用することが重要です。

仕事とプライベートの境界が曖昧になる

仕事とプライベートの境界が曖昧になることもデメリットの1つです。これは、仕事場と生活場所が同じになるため、仕事モードとオフモードの切り替えが難しくなるからです。

また、子供の世話をしながらの仕事は、集中力や作業効率も低下します。子供に寂しい思いをさせたり、仕事の邪魔をしてほしくなくてイライラしてしまうことが続くと、本当にこの働き方で合っているのかと悩んでしまうこともあるでしょう。

収入や仕事量が不安定になる

在宅での仕事は成果報酬制の働き方になることも多く、仕事量や報酬が安定しない場合があります。また、自分や家族の病気や怪我などで仕事ができなくなった場合、収入が途絶えるリスクがあります。

自己管理能力が求められる

在宅で働く場合、スケジュールや進捗などを自分で管理する必要があるため、計画性や責任感が必要です。また、快適な作業環境を整えることも求められます。

誘惑や気分に負けずに、自分で自分を律することが大切といえるでしょう。

子育てしながら在宅の仕事を両立するポイント

子育てしながら働くことは簡単ではありません。両立するためには何に気をつければよいのでしょうか。詳しく解説します。

自分に合った仕事を選ぶ

自分のスキルや経験、興味や目標に合った仕事を選びましょう。やりがいやモチベーションを維持できるほか、合っていない職業よりも効率的に仕事を進められます。

仕事と育児の時間を明確に分ける

在宅で仕事をすると、仕事と育児の時間が混ざりやすくなってしまいます。仕事の効率や質を低下させるだけでなく、子供との関係にも悪影響を及ぼす可能性が。

仕事と育児の時間を明確に分けることで、集中して仕事のできる時間帯を設定することをおすすめします。

スキルアップや情報収集を続ける

在宅で仕事をすると、人と会わないためスキルの停滞が起きてしまうこともあります。自分の市場価値を下げるだけでなく、仕事の幅や収入を減らす可能性もあります。意識して新しいスキルや知識に触れることを心がけましょう。

オンライン講座などを活用するのも1つの手です。新しい仕事のチャンスやコミュニティにも出会えるかもしれません。

子育てしながら在宅で仕事をするためにあると良いスキル

子育てしながら在宅で仕事を続けるためには、企業やクライアントの目にとまらなければなりません。仕事を効率的に見つける際、持っていると優遇されやすいスキルについて解説します。

ライティングスキル

ライティングスキルは、ライターはもちろん、マーケター、広報などを検討している人にもおすすめです。また、コミュニケーションや業務報告などでもいかせます。

Webライティング能力検定などがあるので、取得すると自分のスキルを証明できます。

デザインスキル

ロゴやバナー、チラシやポスターなど、様々なグラフィックやイラストを作成するスキルはどのような業種でも求められています。特に事務でデザインスキルを持っていると重宝されることが多いため、ぜひ身につけることを検討してみましょう。

PhotoshopやIllustratorなどのソフトウェアやツールの使い方を学びポートフォリオを作ることが効果的です。また、アドビ認定プロフェッショナル、Photoshopクリエイター能力認定試験、Illustratorクリエイター能力認定試験、CGクリエイター検定、DTP検定などの資格でも、自分のスキルを証明できます。

翻訳スキル

翻訳や通訳などの業務のほか、マネジメント、ディレクション、リサーチなどで役立ちます。海外のクライアントやプロジェクトと関わる機会がある仕事でも重宝されることでしょう。

各種語学検定を取得することも、スキルの証明には効果的です。

プログラミングスキル

プログラマーを目指している人でなくとも、htmlなどの知識がある場合は
基本情報技術者試験、Oracle 認定 Java資格、PHP技術者認定試験、ネットワークスペシャリスト試験など多様な資格があるので、自分の進みたい方向に応じて資格を取得することがおすすめです。

また、資格だけでなく、ポートフォリオや自分でアプリを制作し公開するなどのアプローチも有効です。

データ分析スキル

数値やグラフなどのデータを収集や整理、分析、解釈します。マーケターや広報、経営などの分野で活用できます。

希少なスキルのため、高単価が期待できるところもポイント。基本情報処理技術者試験、データベーススペシャリスト試験、OSS-DB技術者認定試験、統計検定、オラクルマスター、統計士・データ解析士などの関連資格があります。

SNS運用スキル

SNSを運用するスキルは、マーケターや広報などの分野で活かせます。自分自身のSNSを運用すれば、仕事やブランドの認知度や信頼度を高めることにも役立つでしょう。

各種SNSの特徴や仕組み、最新のトレンドやニュース、ユーザーのニーズや反応などを常に把握することが必要です。

動画編集スキル

動画のカットや合成、音声や効果音の調整などに取り組みます。Premiere ProやFinal Cut Proなどのソフトウェアやツールの使い方を学ぶ必要があります。動画編集ができる人材は少ないため、重宝されやすいのが魅力です。

アドビ認定プロフェッショナル、映像音響処理技術者認定試験、CGクリエイター検定などが関連資格です。

マーケティングスキル

商品やサービスの価値や魅力を伝え、販売促進をはかります。市場調査や競合分析、戦略立案などの知識を身につけることで、効果の高いマーケティングが実施できます。

マーケティング・ビジネス実務検定、マーケティング検定、ネットマーケティング検定、Webアナリスト検定、ウェブ解析士などの資格を取得することで、自分のスキルを証明できます。

子育てしながら在宅でできる仕事を探す方法

子育てしながら在宅で仕事をするには、まず、案件や働く先を見つける必要があります。クラウドソーシングや求人検索サイトなど、在宅でも働きやすい3つのサービスについて解説します。

クラウドソーシング

企業や個人が、サイトなどを介して不特定多数に業務を発注します。ライティングやデザイン、翻訳、プログラミングなど、数多くの分野や媒体で案件があり、自分のスキルや経験、興味や目標に合った仕事を選べるのが特徴です。特に在宅での仕事を始めたばかりの人におすすめできます。

ただし、発注者が個人であることも多く、仕事の品質やスキルによっては報酬が低くなる可能性があることには気をつけましょう。

クラウドソーシングサイトには、以下のようなものがあります。

クラウドワークス

クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングサイトです。業務の種類も多く、スキルを活かしやすいのがメリットです。

ランサーズ

ランサーズはクラウドワークスに並ぶ、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。ワーカー側がスキルを商品パッケージとして出品・販売できる「パッケージ」機能が特徴的。

ココナラ

ココナラはスキルシェアサービスで、個人が持つスキルや知識を提供できます。ビデオチャットや電話、コンテンツなども販売対象で、資格や実務経験がなくとも、アイデア次第で収入を狙えることが大きな魅力。

求人検索サイト

在宅やテレワークで募集している求人情報は少なくありません。企業と直接やりとりできるため、クラウドソーシングサービスのように手数料などを取られることがないのが大きな魅力です。

ただし、仕事の応募や採用に時間や手間がかかる場合があるほか、仕事の自由度や柔軟性が低くなる場合があることには気をつけましょう。

求人検索サイトには、以下のようなものがあります。

Indeed

Indeedは月間のビジター数3億をほこる、世界最大級の求人検索エンジンです。無料で利用できるほか、求人を見るだけであれば登録も不要です。

リクナビNEXT

リクナビNEXTは本最大級の転職・求人情報サイトです。在宅勤務ができるかどうか、育児支援・託児所があるかどうかなどの条件から求人を探せるため、働きやすい職場が見つけやすいのがポイントです。

在宅ワークに特化したサービス

近年では、派遣や業務委託の形式で、特に在宅ワークだけを扱っている紹介サイトも増えてきました。在宅ワークを前提に案件紹介がなされるため、効率よく求人を検索できるのが大きな魅力です。

Caster

Casterは在宅勤務での派遣業務に特化したエージェントです。経理アシスタントや労務、営業事務、Webディレクターなど、従来の派遣業務と同じ業務を引き受けられます。

キャリモ

弊社キャリモは女性の在宅ワークに特化した人材紹介サービスです。フルリモートで時短勤務が可能なほか、業務委託として案件を受けられるのが大きな魅力。

単純作業ではなく、キャリアを活かした仕事を受けられるため、高単価なことが魅力です。営業アシスタントやライティング、経理代行など、数多くの案件をご紹介しています。

これまでのキャリアを活かして、在宅で高単価な仕事をしたいと考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

信頼できる会社の見分け方

安心して働ける会社を見つけるためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。信頼できる会社を見分ける方法として、以下の3ポイントを紹介します。

会社のホームページやSNSをチェックする

案件に応募する際は、会社のホームページやSNSをチェックすることで、会社の概要や事業内容、実績や評判などを確認しましょう。ホームページやSNSに掲載されているお客様の声や口コミも参考になります。

会社の従業員とコミュニケーションを取る

メールや電話、ビデオ通話などの方法で、仕事に関する質問や相談してみるのもおすすめです。返答内容が丁寧かどうか、フィーリングが合いそうかどうかをチェックします。楽しく働いている様子が伝わってくるかどうかも重要です。

仲介会社を利用するのも選択肢

信頼できる会社かどうかを判断するのは、素人には難しいこともあるかもしれません。そんなときは、仲介会社を利用するという方法もあります。信頼に足ると仲介会社が判断した企業の中から、自分に合った企業を選んでもらえます。

まとめ

この記事では、子育てしながら在宅でできる仕事や、あると優遇されやすい資格などについて解説しました。子育てしながら在宅で仕事をすることは、時間やお金の面で大きなメリットがあります。

しかし、それだけではなく、自分のスキルや経験を活かして社会に貢献したり、新しいチャレンジや学びの機会を得たりすることも大きな魅力です。

在宅勤務で育児と仕事を両立させながら、自分らしく生活する第一歩を踏み出しましょう。