オンライン秘書になるには

オンライン秘書になるには?未経験も可能?仕事内容や必要スキル

リモートでバックオフィス業務に携われるオンライン秘書の仕事。未経験からでもなれる可能性が高く、自分の好きな場所や時間で働けるというメリットから、近年多くの人に注目されています。

オンライン秘書になるには、どんなスキルや資格が必要で、どうやって仕事を探せばよいのでしょうか。また、オンライン秘書に向いている人や向いてない人の特徴は何でしょうか。

この記事では、オンライン秘書になるための方法や口コミを紹介します。オンライン秘書に興味のある方はぜひ参考にしてください。

オンライン秘書とは?未経験でもなれる?

結論、オンライン秘書は未経験からでもなれる可能性が高いです。しかしそもそもオンライン秘書とは、どのような働き方をする職種なのでしょうか。業務内容や給与の目安、揃えるべき設備など、オンライン秘書の概要について解説します。

オンライン秘書の業務内容

オンライン秘書とは、インターネットを通じて、リモートでクライアント企業の事務やサポート業務といったバックオフィス業務を担う職種をいいます。

具体的な業務は、電話応対、メール対応、スケジュール管理、資料作成、データ入力、翻訳、画像や動画の作成など多岐に渡ります。前述の通り未経験でも雇ってもらえるケースも多く、バックオフィス業務に興味のある人にぜひおすすめしたい職種といえるでしょう。

オンライン秘書の給与目安

オンライン秘書の給与は、時給や月給で支払われる場合もあれば、業務単位で報酬が決まる場合もあります。一般的には時給1,000円~2,000円程度が相場ですが、スキルや経験によって変動します。

揃えるべき設備

オンライン秘書業務を実施するためには、インターネットに接続できるPCやスマホ、ヘッドセットやマイク、プリンターやスキャナーなどの設備を揃える必要があります。また、電話応対や通訳などの業務を行う場合は、静かでプライバシーの保たれた環境を確保することが重要といえるでしょう。

なお、近しい仕事であるオンラインアシスタントに興味がある方は、オンラインアシスタントになるには?の記事もチェックしてみてください。

オンライン秘書になる為に必要なスキル

オンライン秘書になる為に必要なスキルは、依頼者の業界や業務によって異なりますが、一般的には以下のようなスキルが求められます。

基本的なPCスキル

オンライン秘書の仕事は、ほとんどがPCを使って行います。WordやExcelなどのオフィスソフトや、メールやチャットなどのコミュニケーションツールを使えることは必須です。また、クライアントの業務に応じて、PowerPointやPhotoshopなどの専門的なソフトを使えると有利です。

ビジネスマナー

オンライン秘書は、依頼者の代わりに電話応対やメール対応をすることもあります。ビジネスマナーを守って、丁寧で正確な言葉遣いや文章を心がける必要があるといえるでしょう。また、依頼者との信頼関係を築くためにも、約束や期限を守り、報告や連絡や相談は早めにすることを心がけましょう。

専門知識や語学力

オンライン秘書は、依頼者の業界や業務に応じて、専門知識や語学力が必要になることがあります。たとえば、医療関係のクライアントであれば、医学用語や薬品名などを知っていることが望ましいですし、海外のクライアントとやり取りする場合は、英語やその他の言語を話せることが必要です。自分が興味のある分野や得意な分野に合わせて、常に学び続ける姿勢が大切です。

また、オンライン秘書になるためには、特定の資格は必須ではありませんが、秘書検定やビジネス英語検定などを持っていると有利なこともあります。

オンライン秘書の働き方

オンライン秘書の働き方はさまざまです。雇用形態は、業務委託、パート、正社員、全ての形態で募集があります。また、働く時間も、週5で8時間などのフルタイム勤務の案件もあれば、週2日、1日3時間からといった比較的ゆるい働き方ができる案件も少なくありません。

複数のクライアントを掛け持ちして働く人もいますし、副業で働く人も少なくありません。

自分のライフスタイルや希望に合わせて働き方を選べるため、まずは「どのような働き方を希望しているか」を検討するところから始めてみましょう。

オンライン秘書になるメリット

オンライン秘書になるメリットは、自分の好きな場所や時間で働けることや、様々な業界や業務に携われることなど多岐にわたります。ここでは、オンライン秘書になるメリットを5つ紹介します。

自分の好きな場所で働ける

オンライン秘書は、自宅やカフェなど、インターネット環境があればどこでも仕事ができるのが大きな魅力です。通勤時間や交通費を節約できるだけでなく、好きな音楽を聴いたり、ペットや子供と一緒にいたりと、自分がリラックスできる空間を作り出せるのは大きな魅力。

人の目があると、業務に集中できないタイプの人にも、オンライン秘書という働き方はピッタリといえるでしょう。

自分の好きな時間で働ける

オンライン秘書は、時間や日数を自由に設定できる案件が多いのも特徴です。ライフスタイルや家庭の事情に合わせて働けますし、副業や複数の仕事を掛け持ちできるメリットが。

自分のペースで仕事を進められるため、子育てや介護中の人、本業が忙しい人などにもおすすめできます。

様々な業界や業務に携われる

依頼者の業界や業務に応じて、幅広い知識やスキルを身につけられるメリットのあるオンライン秘書。自分の興味や得意分野に合わせて仕事を選べるため、新しいチャレンジや発見が仕事で得られます。

飽きっぽい人や、仕事のマンネリが怖い人、常に新しい知識を持っていたい人におすすめできます。

収入を自分でコントロールできる

オンライン秘書は、雇われて働くのとは異なり、業務量を自分で決められることがほとんどです。また、スキルや経験に応じて高い報酬を得られる場合もあります。

自分の目標や希望に合わせて収入をコントロールできるため、貯金をしたい人や、将来に不安がある人にはピッタリの働き方といえるでしょう。

人間関係のストレスが少ない

オンライン秘書において発生するコミュニケーションは、オンライン上でのチャットや通話がほとんどです。対面でのコミュニケーションがほとんどないため、職場の人間関係や上下関係に悩むことが少ないのが魅力的に感じる人もいるのではないでしょうか。

また、オンライン秘書を探す企業にはベンチャー企業なども多く、社員同士の関係が密で、自分の意見を伝えやすい風潮があることも。人間関係のストレスがたまりづらく、自分らしく働き続けられるでしょう。

オンライン秘書になるデメリット

オンライン秘書になることは、メリットが多い一方で、デメリットも存在します。次に解説するような点を許容できるかどうかは、案件に応募する前によく検討しておきましょう。

自己管理や自律が必要

オンライン秘書は、自分でスケジュールやタスクを管理しなければなりません。仕事とプライベートの境界が曖昧になりやすく、自分のペースで働ける反面、仕事に没頭しすぎたり、逆にサボってしまったりするリスクがあります。

また、オンライン秘書は1人で働くことが多いので、運動不足や孤独感に陥りやすいことも大きなデメリットです。自己管理や自律の能力を高めるとともに、健康やメンタルのケアも忘れないようにしましょう。

安定した収入が得られない

オンライン秘書の仕事量や報酬額は、依頼者や案件によって大きく変わります。また、稼働率や成果によって収入が変動することもあります。安定した収入を得るためには、常に仕事を探したり、複数の依頼者と契約したりする必要があるため、人によっては大きなストレスと感じてしまうことも。

さらに、正社員として雇用されていない場合やフリーランスの場合は、社会保険や退職金などの福利厚生がないことも。収入の管理や節約、貯蓄などをしっかり心がけましょう。

設備の故障やインターネットの不安定さに影響される

オンライン秘書は、PCやスマホ、ヘッドセットやマイク、プリンターやスキャナーなどの設備を使って仕事をします。これらの設備は故障やトラブルに見舞われる可能性がありますが、設備が使えなくなった場合は、自分で対処しなければなりません。

また、インターネットの接続が不安定だと、仕事の進行やコミュニケーションに支障が出る場合があります。フリーランスの場合は特に、設備の購入や修理、インターネット料金などは自己負担であるケースがほとんどです。

オンライン秘書になる場合は、設備のメンテナンスやバックアップを定期的に実行するとともに、それにかかる費用も考慮しておくことが重要です。

スキルアップやキャリアアップが難しい

オンライン秘書は、依頼者からスキルや知識を求められます。フリーランスでオンライン秘書業務に携わっている場合、スキルアップや資格取得のための時間や費用を自分で確保しなければなりません。

また、通勤して働くときよりも、キャリアアップのためのチャンスやネットワークが限られる場合があります。自分で学ぶ意欲や能力を持つとともに、同業者や専門家との交流や情報収集も検討しましょう。

確定申告などが必要になることも

自営業で働いている場合や、複数の勤務先を掛け持ちしている場合、確定申告が必要になることもあります。特にフリーランスの場合、収入の額面によっては開業届などを出すことで税金の控除額などが増します。

税務や会計の知識を身につけるとともに、必要な書類や手続きを、適切な時期に実施する必要があるといえるでしょう。

オンライン秘書になるには?仕事はどう探す?

オンライン秘書になるには、仕事を探す方法がいくつかあります。ここでは、代表的な5つの方法を紹介します。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、インターネット上で仕事を発注したり受注したりするサービスのことです。オンライン秘書の仕事もクラウドソーシングで見つけられることがあります。

『クラウドワークス』『ランサーズ』などのサイトで、オンライン秘書の案件を検索してみましょう。クラウドソーシングのメリットは、案件数の多さや、受注の決まりやすさにあります。反面、競争率が高く、報酬が安い案件もあることや、手数料で手取り報酬が下がる可能性があることには注意しましょう。

求人サイト

『Indeed』『Workship』などの求人サイトでオンライン秘書の求人が出ていることもあります。求人サイトのメリットは、正社員やパートなどの雇用形態や、時給や月給などの報酬額が明確に表示されていることです。ある程度信頼できる企業が掲載されていることもメリットといえるでしょう。

SNS上で探す

SNSでは、依頼者が直接仕事を募集したり、オンライン秘書の経験者が仕事の紹介や情報交換をしたりしていることもあります。オンライン秘書、求人募集といったハッシュタグを検索してみましょう。

SNSを経由して案件を獲得するメリットは、依頼者と直接やり取りできることや、口コミや評判を確認できることです。一方で、依頼者が信頼できるかどうか慎重に確認する必要があることには注意が必要です。

直接企業に応募する

企業によっては、在宅で働ける秘書業務の求人を出しているところもあります。自分が興味や関心のある業界や企業のウェブサイトやSNSをチェックしてみましょう。安定した雇用形態や報酬額が期待できることや、自分の気に入った企業で働けるのは大きな魅力といえます。

知人から紹介してもらう

オンライン秘書の経験者や、オンライン秘書を雇いたいと考えている経営者、人事関係者がいる場合は、仕事の紹介や情報提供をお願いしてみましょう。信頼のおける企業で働ければ、大きな安心感が生まれます。

ただし、知人に雇われる場合、契約内容が曖昧になりがちなことには注意しましょう。

仲介サイトを利用する

オンライン秘書と依頼者をマッチングさせるサービスもあります。代表的なのは『オンラインアシスタント フジ子さん』ChatWorkアシスタントなど。

自分のスキルや経験に合った仕事を見つけやすく、依頼者とのコミュニケーションや契約もサポートしてくれるのが大きな魅力です。また、仲介サイトのスタッフは、多くの場合、仕事探しに伴走してくれるパートナーとして、自分に必要なスキルや求められることを伝えてくれます。安心感を持って仕事を見つけられるのは、他の職探しの方法にはない大きなメリットといえるでしょう。

なお、弊社サービスのキャリモでは、オンライン秘書はもちろん、

  • 営業アシスタント
  • ライティング
  • カスタマーサポート
  • 経理
  • データ管理・処理

などなど、オンライン完結できるアシスタント系の仕事を多数ご紹介しています。

また、もちろん「週3日〜」「1日4時間稼働」など、フルタイム以外での働き方も可能となっています。あなたのキャリアを活かした高単価なお仕事をご紹介できますので、ぜひお気軽にご相談ください。

オンライン秘書に向いている人・向いてない人の特徴

オンライン秘書には、どのような人が向いているのでしょうか。向いていない人はいるのでしょうか。それぞれ解説します。

オンライン秘書に向いている人の特徴

オンライン秘書に向いている人は、以下のような特徴があります。

  • 自分で仕事を管理できる
  • コミュニケーション能力が高い
  • 柔軟性や創造性がある
  • 学び続ける姿勢がある
  • 自分の時間や空間を大切にしたい

1人で仕事に取り組むことも多いオンライン秘書。自分でスケジュールやタスクを管理しながら、テキパキと楽しみながら業務に取り組む必要があります。また、クライアント企業とのスムーズなコミュニケーションが取れるかどうかも、大きなポイントといえるでしょう。

オンライン秘書に向いてない人の特徴

一方で、以下のような人は、オンライン秘書以外の仕事を向いたほうが仕事にやりがいを持てるかもしれません。

  • 指示待ちや監督が必要な人
  • コミュニケーションが苦手な人
  • ルーティンワークや決まった枠組みが好きな人
  • 学ぶ意欲や興味がない人
  • 人と接することやチームワークを求める人

自宅で仕事をするオンライン秘書。人と同じ空間を共有しながら働きたいと考えている人にとっては、かなりストレスになってしまうことも考えられます。

また、クライアントの指示にしたがって仕事をこなす必要があるため、場合によってはイレギュラーな業務に携わるケースも。決まったルーチンワークしかしたくないと考える人には不向きかもしれません。

【体験談】オンライン秘書になった人の口コミ

ここでは、実際にオンライン秘書として仕事をしている人の口コミを紹介します。

秘書って在宅でできるのー?って言われることもあるけど
特に問題なくできます🥳
もちろん出社した方が困った時の対応とか、意思疎通とか早かったりもするけど
そこまでパフォーマンスに差は出ないかな
個人的な感想では🤔
引用:~Twitter~

日曜日も早朝からオンライン秘書のお仕事。
先ほど連続勤務が続いていたことが発覚。
在宅でPC前に座っているだけだと
働いてる感覚がなくダラダラ仕事してしまう🤔
急遽午前中で業務終了になりました。
タイムスケジュールの見直しは適宜必要ですね。
引用:~Twitter~

事務スキルを小さい子どもがいながらも在宅で活かせるオンライン秘書は、わたしにとって天職😌
ただ忙しいクライアントさんとの信頼関係をオンラインで築きあげるのは大変。
事業を深く理解し、そっと手を差し伸べるサポート力と臨機応変力が求められます。
ギア入れ直していかなければ🔥
引用:~Twitter~

リモート秘書。出社は来客や直筆のサインが必要なときなど。もちろんボスも全く会社に来ないのでサインもらうのも大変。何よりコミニュケーションが全く取れん。自分はアナログな人間だと痛感してる。
引用:~Twitter~

オンライン秘書のメリットは、何と言っても在宅勤務 できること。
今日みたいな大雨の日でも、普段と変わらずお仕事できて、本当にありがたい!
会社員であっても、リモートワークなら大きな違いはないかもしれません。
でも「9時から5時まで」といった就業時間がないので、ストレスゼロです。
引用:~Twitter~

時間や場所にとらわれず働けることを大きな魅力と捉えている人が多いようです。一方で、クライアントとの信頼関係をオンラインで築くことの難しさや、コミュニケーションの難しさについてはデメリットとして挙げる人もいました。また、時間管理の難しさは多くの人にとって共通の課題のようです。

子育てや介護、住んでいる地域などの問題から出社して働くことが難しい人にとって、オンライン秘書はメリットのある働き方の選択肢として考えられていることが分かります。

まとめ

インターネットを通じてクライアント企業のバックオフィス業務を担うオンライン秘書。基本的なPCスキルやビジネスマナー、依頼者の業界や業務に応じた専門知識や語学力などが求められますが、特定の資格は必須ではなく、未経験でも応募できる案件も数多くあります。

オンライン秘書として働くことを検討している人は、キャリア女性向けリモート案件マッチングサービスのキャリモにご相談ください。ビジネス経験豊富なキャリア女性に向け、完全フルリモートかつ高単価なアシスタント業務をご紹介します。