フリーランスと企業とをつなぐマッチングサービスのWarisプロフェッショナル。高単価な案件が紹介されており、ワークライフバランスを維持した働き方ができるとして、ハイクラスレベルの女性から注目を浴びています。
この記事では、Warisプロフェッショナルのサービス利用を検討している人に向けて、Warisプロフェッショナルがどのようなサービスか解説。評判・口コミやメリット、デメリットについてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスと企業とをつなぐマッチングサービスであるWarisプロフェッショナル。どのようなサービスなのか、基礎的事項を見ていきましょう。
Warisは仕事を探すフリーランスと、仕事をお願いしたい企業をつなぐプラットフォームです。
Warisによると、登録しているフリーランスの平均年齢は38歳。事業会社の総合職として10年〜15年ほど経験を積んだ、リーダーやマネージャークラスの人材がメインターゲットです。
職種は、マーケティング・PR、人事、経理・財務、法務、営業企画などがメイン。登録企業は、3割が大手企業、残り7割が中小・ベンチャー企業。業種では、ネットサービスやアプリ開発などIT関連企業が全体の約4割を占めています。
Warisプロフェッショナルでは、サービス登録、プロフィールの詳細登録が完了すると、キャリアカウンセリングが実施されます。経験や強みの確認、キャリアアドバイスなどのほか、案件の紹介も実施してくれるため、ぜひ実施してみましょう。
企業との面談が進んだ場合、日程の調整はWarisが管理してくれるため、ストレスフリーで当日を迎えられます。案件決定後も、契約更新の管理、請求書作成もWarisページ内で作成可能。ワンストップでサポートを受けられるのが大きな魅力です。
また、Warisが紹介する案件は、基本的に中堅〜ベテランフリーランス向けのもの。未経験の人や、エグゼクティブクラスの人など、異なった案件を探しているケースの場合は、Warisが提供する「Warisワークアゲイン」や「Warisエグゼクティブ」といったサービスの利用も可能です。
Warisプロフェッショナルのサービスを運営する株式会社Waris(ワリス)は、Warisプロフェッショナル以外にも、さまざまなサービスを提供しています。
それぞれのサービスは「これからスキルを身につけたい層」「社会人として5年以上程度のスキルをもった層」「経営層」と、はっきりとした棲み分けがなされており、受けられるサービスや紹介される案件も大きく異なります。
Warisで紹介されている案件募集は、7割が正社員の募集、1割が契約社員、業務委託の募集は2割程度です(※2024年1月時点)。ただし、Warisによると、成約した案件については、7割が業務委託契約。多くはフリーランスとして、業務委託報酬を受け取っていることが分かります。
Warisに対して、利用者が手数料や利用料を支払うことはありません。完全無料で利用できるため、迷っている人はぜひ登録をしてみましょう。
Warisプロフェッショナルで紹介されている求人情報は、単価が高いものがほとんど。Warisプロフェッショナルで扱われる求人は、1日7時間で週3日ほど稼働し、月報酬20万円程度の案件が一般的です。時給単価に換算すると9,500円程度と、かなりのハイクラス案件だといえるでしょう。もちろん、業種などによっても異なり、たとえば年収300万円程度の案件も存在します。
Warisプロフェッショナルに登録するのは、リーダーやマネージャーを経験した人がメイン。高いスキルを持つプロフェッショナルが、さらに自己研鑽をはかる場として活用できそうです。
SNSなどから、Warisの良い評判や悪い評判を調査しました。
まずは、Warisプロフェッショナルの良い評判について見ていきましょう。
私もとりたてて特徴もなくだらだら10年記者してたけど、Warisさんのカウンセリングで、当たり前のようにやっていた取材して記事を書く一連の流れにあるスキルを炙り出してもらって感動しました。今の会社もご紹介いただき、今も感謝しているのだ! https://t.co/s1Cqa3tcin
— A🍊 (@tai90645116) July 5, 2020
履歴書と職務経歴書を更新して、
キャリアカウンセリング担当のWarisの登録者サイトにUP。入力しやすい&分かりやすい!
— 奥田美和【みゅーぱ】🍏歌う転妻ドラマー / 23/9/18 ワイバン出演 (@TK_Miwa3) September 4, 2018
これまでのキャリアや将来の展望についてしっかり聞いてもらった上で、予想を超える提案をしてもらえた
引用元:Warisプロフェッショナル
カウンセリングの質の高さやサイトの使いやすさなどが、高く評価されています。
一方で、数は少ないながらも、Warisに対して悪い評価をしている口コミもありました。
Warisも登録したけどこっちは正社員の募集とごっちゃでちょっとだけ探しづらい。https://t.co/rWINBFJLuW
— Kana Yamase | しあとる | やまかな (@ky817) November 25, 2020
案件の検索時、雇用形態でフィルターをかけられないことを問題だと考えている人もいるようです。ただし、2024年1月時点で、Warisプロフェッショナルの案件募集サイトにおいては、雇用形態のフィルターは実施可能です。
Warisプロフェッショナルが、ほかのフリーランスマッチングサービスに比べて強みとなる点についてまとめました。
Warisでは、一般には公開されていない非公開求人を多数扱っています。求人サイトを見ているだけでは辿り着けない案件を検討できるのは、大きなメリットといえるでしょう。また、キャリアカウンセリングの質の高さも、Warisプロフェッショナルの大きなポイントです。プロの目線から、自分のできる仕事にどのような価値があるのかを洗い出してもらえるのは、大きなメリットといえるでしょう。
Warisプロフェッショナルは、特にリーダー経験や専門的なスキルを持つプロフェッショナルに適したプラットフォームです。これまで培った経験やスキルを最大限に活かし、自分に適した案件を見つけることが可能です。特に、長年のキャリアを積んだベテランのフリーランスにとっては、自己の価値を十分に発揮できる場となるでしょう。
Warisは、主に女性フリーランスのための企業とのマッチングサービスです。成約案件の多くは業務委託契約で、フルタイムでの稼働が不要なものがほとんど。育児や介護中でも、収入を得たり社会と関わったりできるのは、大きな強みといえます。
Warisプロフェッショナルで紹介されている案件は、正社員からパート、フリーランスまでさまざま。また、リモートワークで働ける案件がほとんどです。地方や海外に在住していても、好きな企業と関わりを持ちながら働けるのは、大きなメリットといえるでしょう。
一方で、Warisプロフェッショナルにはデメリットも存在します。デメリットも把握しておくことで、より後悔なくWarisプロフェッショナルを利用できるでしょう。
Warisプロフェッショナルのキャリアカウンセリングは、多くのユーザーから高い評価を受けています。しかし、このカウンセリングは、紹介できる案件がある場合にのみ実施されます。ぴったりな案件がない場合、カウンセリングの機会を得ることが難しいため、その場合は自分で案件を探したり、ほかのサービスを利用したりすることを検討しなければなりません。
登録後は必ず、手厚いサポートを受けながら求職活動をしたいと考えている人にとって、この点は大きな不安要素となるかもしれません。
Warisプロフェッショナルは、主にリーダーやマネージャークラスの経験を持つプロフェッショナルをターゲットとしています。経験やスキルを有している人にとっては魅力的かもしれませんが、経験が浅い、あるいはリーダー経験がない人にとっては、参加のハードルが高いと感じられるかもしれません。特にキャリア初期のフリーランスや、事務などの業務のみを経験してきた人にとっては、大きな障壁になる可能性があります。
Warisプロフェッショナルで、自分のキャリアを最大限に活かしたお仕事探しができそうな人の特徴を紹介します。
既に特定のスキルや専門知識を持ち、それを活かしてフリーランスとして働きたい人にとって、Warisは理想的なプラットフォームとなりそうです。キャリアカウンセリングなどでユーザーのスキルや経験を評価し、適切な案件を紹介してくれるため、専門性を活かした働き方を実現できます。
Warisでは、フルリモートの案件も数多く紹介があります。地方や海外在住で、職業の選択肢が少ない人は、ぜひWarisの利用を検討してみましょう。
パートナーが転勤族だと、定期的に居住地が変わってしまい、職探しが見つけづらいことに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。Warisで紹介されているフルリモート案件なら、転勤の多い家族でも、安心して仕事を見つけられそうです。
Warisプロフェッショナルは、副業を探している人にもおすすめできます。紹介されている案件のなかには、数は少ないですが、週に10時間程度の稼働で問題ないものもあります。また、契約期間が3カ月程度で一段落する案件も多いため、本業の閑散期にのみ引き受けるといった使い方も、不可能ではありません。
育児や介護などの私生活の事情でフルタイム勤務が難しい人も、ぜひWarisの利用を検討してみてください。フレキシブルな働き方をサポートする案件が多く、自分の生活に合わせた仕事を見つけやすいのが特徴です。
ここからは、実際にWarisプロフェッショナルを利用する際の、業務スタートまでの流れを紹介します。
WarisプロフェッショナルのWEBサイトから、ユーザー(Warisパートナー)登録をします。
登録後、詳細なプロフィールを登録します。プロフィールは、PR文などはもちろん、希望報酬や出社頻度、通勤時間、希望業回、残業や出張対応、今後のキャリアビジョンなどさまざま。また、履歴書や職務経歴書などのレジュメを別途作成し、添付する必要もあります。
作成にはそれなりの時間がかかるため、時間が作れそうなタイミングでプロフィール欄を作成しましょう。
詳細パスワードを作成後、Waris内に紹介できる案件がいくつかありそうな場合、キャリアカウンセリングの案内が届きます。キャリアカウンセリングでは、案件の紹介のほか、持っているスキルの洗い出しや、今後のキャリアの方向性などについても細かくカウンセリングを実施してもらえます。「経験は積んできたけれど、どのように他企業にアピールすればいいのか考えている」という人は、プロのキャリアカウンセラーと話し合えるよい機会にもなりそうです。
カウンセリングはオンライン上で実施されます。
キャリアカウンセリングと並行し、求人のなかで気になる案件がある場合、応募が可能です。また、求人情報として公開されていない案件についても、Warisから直接紹介されることもあります。
企業とマッチングした場合、メッセージが届きます。問題がなさそうであれば、面談に進みましょう。
なお、面談の日程については、Waris側が調整してくれるため、企業と直接やりとりする必要はありません。
面談を経て、企業との相性が良さそうであれば、業務が開始します。業務委託やパートなどで働く場合、契約更新の管理や、請求書の管理はWarisのページ上で実施できるため、ぜひ利用してみましょう。
フリーランス女性と企業とをつなぐサービスは、Warisプロフェッショナル以外にも数多く存在します。以下では、フリーランス女性に特におすすめのサービスをいくつか紹介するため、参考にしてみてください。
弊社キャリモでは、これまでキャリアを積まれてきた女性向けに、フルリモートのフリーランス案件をご紹介しています。稼働時間も様々で、「週5日1日4時間」「週3日1日8時間」など、自分の生活に合わせた働き方が可能です。
社会人経験があり、ビジネスマナーなどには自信があっても、専門的なスキルや知識、資格などを持っているわけではない……と悩んでいる人にぴったり。あなたのご経験やスキルに合わせて、専任エージェントが最適な案件をご紹介します。
登録や利用は全て無料のため、ぜひ気軽に登録してみてください。
ここでは、Warisにまつわるよくある質問をQ&A方式でまとめてみました。
Warisプロフェッショナルは男性でも登録可能です。Warisの公式サイトに掲載の利用者インタビューで、男性が紹介されたこともあるため、ぜひ登録してみましょう。
Warisプロフェッショナルは、子供の有無などにかかわらず登録が可能です。
Warisプロフェッショナルの成約案件のうち、7割が業務委託契約によるものです。正社員案件は成約案件の1割、契約社員案件は全体の2割と、やや低い傾向にあります。
一方で、紹介されている全体の案件では、7割が正社員の募集、1割が契約社員、業務委託の募集は2割程度と、正社員募集がほとんど(※2024年1月時点)。スキルや条件さえ合えば、正社員の案件は少なくない一方で、Warisプロフェッショナルの登録ユーザーは、フリーランスとしての働き方を追求する人が多いのかもしれません。
スキルや経験、職種によってさまざま。早ければ、登録して1カ月しないうちに仕事がスタートするケースもあります。
案件自体はあるけれど、フルリモートの案件は、ライターや翻訳などの業種に絞られることもあります。打ち合わせ時は出社できるなどの場合であれば、ライターや翻訳以外でも受注可能な案件数が増えるので、ぜひ相談してみてください。
登録は可能です。登録ユーザーのうち在職中の人は6割と半数をこえています。
Warisプロフェッショナルは、スキルをもったフリーランス女性と企業とをつなぐマッチングサービスです。社会に出てから15年ほど経過している、リーダー経験をもった女性がメインターゲットで、案件も豊富。また、キャリアカウンセリングに特に力を入れており、利用者のキャリアの今後を見据えたうえでの案件紹介を実施してもらえるところが大きな魅力です。
ただし、求められるスキルはかなりのハイレベル。自分の積んできた業務経験が、Warisプロフェッショナルと合致しないと感じる場合は、キャリモなど、ほかのマッチングサービスを検討してみると、自分のニーズに合った仕事を見つけられそうです。